こんにちは
今回は以前に行った小豆島サイクリングの記事でも書こうかと思います。
それでは はじまりはじまり~
京都駅から新快速で約1時間半…
最近は数をこなしてきたからか随分と慣れました。
ちなみに三宮という地名が入る駅の数は5つありますがJRだけが「三ノ宮」と表記します。
車通りは疎らでタクシーが多い印象。
兵庫県一の都市だけあって私鉄等沢山の鉄道会社が三宮へ乗り入れています。
阪神電車の駅なのに阪急と掲げられているのは、元々あった「そごう神戸店」が閉店し「阪急百貨店神戸店」になったためこのような奇妙な状態になっているのです。
昼間は大勢の人で賑わうKOBE三宮センター街 午前0時となると流石に人気は殆ど無かった。
神戸市市役所横に大きな看板が建っていました。
王子動物園に20年前に来日したパンダの「旦旦」が中国野生動物保護協会との協定によって中国へ帰ってしまうようです。
私も幼い頃見に行った記憶がありますが寂しいですね… 笹の葉っぱ一つ一つに惜別のメッセージが書いてありました。
本当に愛されていたのだなぁと少し感傷に浸りました。
昭和2年に完成し今までその姿を保ってきた神戸税関
フラワーロードを下っていくと現れる神戸税関 外装は花崗岩とタイル張りの重厚な造りで神戸港の要として存在してきました。
神戸にはいくつも大正から昭和初期にかけての歴史ある建物が多く残っています。それらを巡ってみるのも楽しそうですね。
国道174号全線を望む
神戸の名所? 日本一短い国道である174号線。
奥の高速道路の真下から手前の横断歩道までのたった187.1mが指定されています。
短さのわりに上下線で車線が11もあるので驚き…
総延長の短さでは2位が482mなのでこの174号線は圧倒的に短いのです。
そしてようやく本題へ~
小豆島へ行くにはフェリー以外の選択肢はありません。
フェリーが発着する場所は様々ですが、京都出発となると神戸三宮発のジャンボフェリーがおすすめです。
小豆島を観光しながら1周するならば、朝イチに小豆島へ降り立つことができるジャンボフェリーの深夜便を強くお勧めします。
午前1時に神戸港を出港して朝の7時半に到着するという工程です。
深夜フェリーというのは旅心くすぐられますが皆さんはどうでしょうか…?
朝イチに着くので帰りの便までの8時間を有効に使えます。
こんぴらⅡの船内 どことなくレトロな感じがお気に入りです。
シートのモケットの柄がうどんなのも遊び心があって好きです。
2,3階にはお座敷があって寝転がれるのですが、私は小さめの椅子に丸まって横になるのがフカフカしてて寝やすくて良いです。
途中香川県の高松東港を経由し小豆島坂手港へ至る。
フェリーの利用も今回で5回を超え、だんだん寝るのがうまくなってきました。出港後すぐに就寝できましたが、、、
しばらく寝ているといきなり爆音でジャンボフェリーの歌が流れ、無理やり起こされます。
強制起床はあまり気持ちのいいものではないですね、、、でもこの歌がいい歌なのよねぇ…
リンク貼っとくのでぜひ聞いてね
https://www.youtube.com/watch?v=Iq46WCpcO70
朝焼けが綺麗だった
深夜便は直接小豆島へ行かずに通り過ぎて高松港へ向かってから折り返して小豆島に向かいます。(でないと午前4時前に着くことになるので降りたところで数時間何もできませン)
時刻は5時半前…気温も低めで涼しく海風が心地よい。
6時ごろに出港し1時間半ほど船に揺られます。
荷物と旅客をおろしたフェリーは神戸に向けてすぐに発っていってしまった
そして小豆島は坂手港に着岸
年季の入った看板がお出迎えです。
醤油と佃煮の街だそうで港からすぐ近くにマルキンの醬油工場があります。
前を通ると醤油の香りが漂ってくる
マルキン醤油記念館ではマルキン醤油の歴史や製造工程などを展示しており非常に興味深いです。 また工場見学なども行っており圧搾工程や天然醸造蔵なども間近で見ることができます。
マルキン醤油記念館といえば外せないのが醤油ソフトクリーム
天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「生しょうゆ」を使ったソフトクリームで醤油の塩味がソフトクリームの甘さとマッチしてとてもまろやかでおいしいです。
いくつでも食べられそうなくらいおいしいので是非寄ってみることをお勧めします。
オリーブが街路樹になっている 流石小豆島
先ほど日本一短い国道を紹介しましたがこちらの国道436号も大変面白い国道です。
国道436号は本州と四国を結ぶ路線で、姫路市から播磨灘を海上区間としており、小豆島を縦断しながら、対岸の高松市とを結ぶ国道です。
海上区間は姫路港 - 小豆島の福田港および土庄港 - 高松港の2区間があり、それぞれ小豆島フェリーが就航しています。
国道は地面の上にあるものだと思われがちですが、日本には車では走破できない海上区間が指定されている国道が24路線もあるのです。
多くはフェリーなどで走破することが可能ですがフェリーが就航されていない区間も多々あるようです。
海沿いの休憩所で撮影 この日は天気が良く暖かくてサイクリング日和だった
瀬戸内海らしい穏やかな海を横目に海沿いをずっと進んでいきます。
小豆島の路面は綺麗な場所とそうでない場所が混在しており、特に坂手港から土庄までの間はかなり交通量が多く気を使いますね。
オリーブ公園 奥に見えるのは四国大陸
小豆島最初の観光スポット 道の駅小豆島オリーブ公園
朝早いからか観光客は誰一人居らず…
ギリシャ風車が丘の上に建っていてそこからは一面に広がる青空と瀬戸内海を見渡せます。 小豆島はギリシャにあるミロス島と姉妹島提携をしており友好の証として風車が建立されたそうな。
Googleで画像検索すると箒を跨ぎながら写真を撮っている人が多く自分もやってみたい気持ちもありましたが、一人で箒にまたがってなんか飛んでるサイクリストというのを客観的に考えるとゾッとするので止めておきました。
(箒はオリーブ記念館にて貸し出しを行っているようです。)
もちろんオリーブの木も間近で見ることができる ツヤツヤで綺麗
細い路地の先には海 こんな景色が好きな同志はいませんか?
今回のライドは軽装に。 小豆島1周は80㎞ちょっとなのでこれくらいで丁度良いのです。
Supersix evoで小豆島に来るのは今回が初めてだったので島のいたるところでバイクの軽さの恩恵を受けることができました。 新調したクランクもいい感じね~。
書き忘れたのですが坂手港のフェリー乗り場にはコインロッカーがあるので輪行袋やカメラバッグ、着替えなどを置いてきています。
海まで遠い京都市内住みの私には故郷を思い出すので山を走るよりも海沿いを走るのが好きです。
故郷の海沿いサイクリングコースも記事にしているのでお暇であれば是非に
お気に入りのバイクでお気に入りのサイクリングコースを走る。
こんなに幸せなことは他にないでしょう!
小豆島もいいですが東岡山の海沿いも私のお気に入りのコースですのでまた紹介できれば…
今回は観光しつつ小豆島を厳密に1周するのが目標なので交通量が多い国道をいったん離れて地蔵埼灯台のある半島へ寄り道。
小豆島はどこを走ってもきれいね
灯台付近は結構な斜度の登りで意外と足を使いました。峠の頂上から地蔵崎灯台に向かう分岐があり少し降りて行った先に灯台があります。
そこからかなり進んで土庄町へ。
入ってすぐの坂道を登って着いたのは富丘八幡神社
私のお気に入りスポットです。
走っている途中で曇ってきたので絶景とまでは言えませんが十分綺麗ではないでしょうか?
こちらは以前に行った際の写真
海が綺麗ね この時に小豆島の景色に魅了されて1年で4回も足を運んでしまった
次は小豆島で最も有名なエンジェルロードです。
エンジェルロードにはサイクルラックや自販機があって小豆島1周のコースを逸れてスグなので休憩には最適
周辺に住み着く野良猫が居たはずだがこの日は現れなかった🐈
あれ…? (つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚) ・・・
※エンジェルロード潮見表を参照していくことをお勧めします…なお私は1度も完全なロードが現れている所を見たことがありません。
潮見表↓↓↓
エンジェルロード潮見表 – 小豆島へのお仕事・観光・レジャーは四国フェリーグループ・小豆島フェリーで/香川県高松市・姫路・岡山
気を取り直して町の中心部へ…
土渕海峡
写真にもある通りギネスブックに「世界一狭い海峡」として認定されています。
最狭部は10m弱とあまりにも狭すぎて海峡という実感はほぼなく、一見するとただの川のようにも見えます。
ギネスブックに登録申請する際に土渕海峡と名付けられたのだそう。それまでは名前すらなかったようです。
ギネスを身近に感じたい方は是非訪れてみては?
そんな土渕海峡のすぐ隣に建つ迷路のまちの看板
ここは町の中でも特に入り組んだ地区で車は全く入れないような狭いコンクリートの道が張り巡らされています。
小豆島霊場五十八番札所 西光寺横の路地を進む
かなり年季の入った看板 いつから置いてあるのか…
小豆島霊場五十八番札所 西光寺
さらに西へ進みます
鹿島明神社
数年前にアニメ化された「からかい上手の高木さん」の作者が小豆島出身という事で聖地になった小豆島。 この神社はアニメではOPにて登場します。
海が見えて長閑でいいですね。 奥には桜の木が植えてあり、春にはとても綺麗に咲きます。
境内には聖地によくある巡礼ノートが置いてあり、私の前にも同じ日に4人ほど訪れている様子でした。
小豆島には高木さん聖地がいくつかあったのでいくつか…
わかる人にはわかる聖地です。
アニメ3期も決まったようなのでさらに巡礼する人が増えそうですね。
新たな春麗スポットが増えるのにも期待です。
また足を運ばねばなりませんね。('ω')
さて、ここからまた小豆島1周を再開するのですが小豆島の北側はあまり観光する場所がなくてですね…
唯一見つけたのが中山千枚田
これはいい棚田だ…
晴れていれば実った稲穂が黄金に輝く棚田が見れただけに曇りは残念ですね。
一部では収穫が始まっており、ホントに最後のチャンスだったようです。
この棚田に急遽寄ったおかげで小豆島1周は時間的にかなりキツくなってしまいましたが、キツイ坂を超えて見に行ったかいがありました(*^-^*)
島の北側を通る県道26号線で福田を経由し坂手港を目指します。
そこからはほぼ写真は撮らずに無心で漕いでギリギリでフェリーに乗船
15時半に出港
18時半には神戸に到着
ポートタワーがお出迎えです。
フェリーについて一つ注意です。
この日は平日だったので坂手港15時15分発のフェリーを逃すと次は20時30分発まで便がありません。(休日ダイヤは17時45分の便あり)
20時30分に坂手港を発つと到着は0時ちょうどに着きます。 しかし下船やそこから三ノ宮駅までの移動・輪行準備の時間を考えると23時36分発の新快速には到底間に合わず、0時10分発の大阪行きにすら乗れません。
フェリーの往復券を買ってしまった方は注意しましょう。
では乗り遅れた場合はどうするのかというと、坂手港発のフェリーを諦め福田港に戻りましょう。
そうすることで17時台と19時台の船に乗ることができ、姫路駅から新快速で京都まで余裕で到着することができるため、坂手港で乗り遅れたとしても焦る必要は全くありません。
今回私はフェリーの往復切符を買っていたので小豆島1周を諦めることとなりました。
と、最後にためになる情報を載せたところで今回の旅記は終わりにしましょうかね。
みなさんも是非小豆島を訪れてみてください。 イイ所ですよ(*^-^*)
ではでは('ω')ノ